投稿日:2009-12-04 Fri
河合隼雄先生のとりかえばや物語を文庫で読みました。このとりかえばや物語は作者不明で、男性が書いたのか女性が書いたのかも不明です。いつできたのかも不明と不明だらけの物語です。明治時代の国文学者がこの物語を酷評したそうで、一段低い物語に思われています。
河合先生がこの物語を題材にして、感想を述べていく本です。
まあ、心理学者にとっては当然なのでしょうけど、読んでて一番おもしろかったのは
男性の中に女性が、女性の中に男性がいるというところでしょうか。
そして、それは一人ではなく、男性の中の女性はある時は母親だったり、姉であったり、妹であったり、娘であったり等々、無数の人格がいる。それは女性も同じ。
こうなると、一組の男女がつきあう場合、その組み合わせは無数に近いです。
極端な場合、女性の中にいる父と男性の中にいる娘が話をしている場合もあるので、飽きる事がないと思いました。
確かに、自分の中に女性もいますねえ。
特に日本社会は、場の雰囲気を重視する母性社会でしょうから、欧米の方々よりも男性の中に女性がいると思います。
それと、ロマンチックラブの否定でした。
幾多の危機を乗り越え、献身的な愛を貫き、結婚によりその愛が成就するといった、ある意味典型的なハリウッド恋愛映画=ロマンチックラブは、完全な男性(女性が全くいない)、完全な女性(男性が全くいない)の2組で成り立っているので、現実的にはうまくいくわけがないとの事。
欧米の方は、宗教からロマンチックラブに救いを求めたのではないかと。
そしてそれが理想になった。しかしながら、現実的ではないので、追い求める限り結婚と離婚を繰り返すしかない。
なるほどねええ。恋愛至上主義の破綻かあと思いました。
今も映画、小説で一杯見ますねえ、恋愛至上主義。
又、とりかえばや物語に限らず、平安の方々は現在で言うところの貞操概念があまりないですが、
彼らは貞操に重きを置かず、美に重きを置いたのではないか?という言葉が心に残りました。
和歌を必ず交わすのは、そういう事かと。
昔は美を軸として生きていたのかあ。
とりかえばや物語、筋も結構面白いです。あまりに男性が美しいので男色に走ろうと思ったら、実はその男性は女性だったとか、それで妊娠してしまったとか。受けました。
これを原作にドラマ作ると結構いけるんじゃないでしょうか。
貞操概念なくて、18禁になりそうですが。
河合隼雄先生のとりかえばや物語を読んだ感想でした。
テーマ:日経225先物・OP - ジャンル:株式・投資・マネー
学生自体に読みました・・・・が・・・ほとんど内容覚えていません(泣) でも、河合先生のユーモアあふれる語り口は大好きです!
またブログでヤギ様のお名前を出さして(それも連呼!)いただきました。文中リンクもつけてしまったのですが、内容リンクともども、不都合がある時は是非お知らせください。 直ぐに削除したします。
またブログでヤギ様のお名前を出さして(それも連呼!)いただきました。文中リンクもつけてしまったのですが、内容リンクともども、不都合がある時は是非お知らせください。 直ぐに削除したします。
2009-12-05 土 19:27:08 |
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ミミ
[編集]
ミミ様 コメントありがとうございます。
ブログ、拝見させて戴きました。
分析までして戴いてありがとうございます。
資金効率が良くない事、見破られてしまいました。ほほほ
性分でしょうねえ。
出来るだけ肉食系から引きたい山羊。
昨年仕方なしに行った先物ヘッジはコリゴリです。
ちなみにコール売りの師匠ではないですうう。
相場の方法等、共に探究していければと思います。
ミミ様、これからも宜しく御願いします。
追伸 河合隼雄先生の本(こころの処方箋、中年の心理学?(題名忘れました)に、クリシュナムルティが3箇所引用されていました。
クリシュナムルチになっていましたが。
いろいろ読まれているのですねえ。皆様。
ブログ、拝見させて戴きました。
分析までして戴いてありがとうございます。
資金効率が良くない事、見破られてしまいました。ほほほ
性分でしょうねえ。
出来るだけ肉食系から引きたい山羊。
昨年仕方なしに行った先物ヘッジはコリゴリです。
ちなみにコール売りの師匠ではないですうう。
相場の方法等、共に探究していければと思います。
ミミ様、これからも宜しく御願いします。
追伸 河合隼雄先生の本(こころの処方箋、中年の心理学?(題名忘れました)に、クリシュナムルティが3箇所引用されていました。
クリシュナムルチになっていましたが。
いろいろ読まれているのですねえ。皆様。
2009-12-07 月 09:10:11 |
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山羊
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